
Funny Face(パリの恋人) 1957年アメリカ映画
タイトルバックの写真と本編のスティール写真の一部はリチャード・アヴェドンが撮影。フレッド・アステア演じるディック・エイブリーはアヴェドンがモデルになっている。ディックはリチャードの愛称。オードリー・ヘップバーン演じるジョー・ストックトンに対してのポーズの付け方はアヴェドンの指導によるもの。ケイ・トンプソン演じる編集長のマギー・プレスコットは当時「ハーパース・バザー」のファッションエディターのダイアナブリーランドがモデル。マイケル・ジャクソンの黒のスラックスに白いソックス、黒のローファーはこの映画に影響されたものと本人が言っている。本編のダンスシーンに両手を上げてつま先で立っているシーンがある。撮影当日まで黒いソックスの予定だったが現場で監督が足が目立たないということで白いソックスに変えたということ。アイキャッチ画像の左側は白いソックスで右側は黒いソックスなっているのはそのため。
ロバート・フレミングが演じるデザイナーのポール・デュバルのモデルはユペール・ド・ジパンシーでウェディングドレスはサロンのショウ用と教会前のダンス用と2着作り、仮縫いに10時間もかけたとのこと。セーヌ川のシーンで着ているレインコートはエルメス。めちゃ可愛い!!
■ダイアナ・ヴリーランド [ Diana Vreeland ] 1906 – 1989 1906年、パリ生まれ。 ’37年、カーメル・スノーに才能を見出され、「ハーパース・バザー」のファッションエディターに就任。 ’61年、「ヴォーグ」へ移籍し、’64年まで編集長を務めた。 その後も絶大な力を持ち、多くのデザイナーやモデル、写真家を見出した。 |
参考サイト:DAYLIGHT , Cahiers de Mode